半導体の溶接の為に開発を進められてきた溶接法である。 方案はコンデンサー・ディスチャージ方式で、コンデンサーに 蓄電した電荷を瞬間的にパルス放電する際の発熱により溶接を行う。 一般的に有名な、スポット溶接は抵抗溶接と呼ばれ2種の材料を 点接合しここに電流を流し、その点の接触抵抗と電流によって起こる 発熱・溶解を利用した溶接法である。 このスポット溶接は、電流⇒抵抗⇒発熱⇒溶解⇒接合と言うステップを 踏む為に、時間が掛かり素材に酸化が進むなどの不具合が発生した。 溶解点の違う異種金属の接合などを、短時間に溶接するにはスポット溶接 のアナログ的溶接法より、デジタル的パルス溶接法に取り組むべきとして でてきたのがパーカション溶接である。 パーカッション溶接も初期のバット溶接(溶接の形態で、棒と棒を接合する 方法で、方案としてはパーカッション溶接)から、静電電磁蓄製方式と 進化を進めている。 これらパルス放電による溶接の素材のギャップと印可電圧の関係は 1cmで10,000Vを掛けた時に放電が起きると言われている。 パーカッション溶接機の電圧は200〜300V位である。 ダイオードなど棒と棒をくっ付けるバット溶接機、板モノを溶接するタイプ など溶接メーカーが独自開発したマシンが多いので、個別に相談して いくのが良いだろう。 | ||
記事の内容は、導入線業界・スラグリード業界でこの人ありと言われたF電工 I技術部長(取締役)よりご教授頂いた。 |